ミュージカル「フィーダシュタント」感想
ミュージカル「フィーダシュタント」、本当に素晴らしい作品でした。円盤になりますように。
歌が上手い!演技が上手い!脚本が良い!演出が良い!全員ビジュアルが良い!衣装最高!
※以下時代背景等あらゆる予備知識ほぼ無しで観た人間の感想です。ネタバレしかない。
※曲のタイトル分かってません。
※あくまで個人の感想です。書きたい事が多すぎて長くなってしまった。
マグナス・ヴォルカーくん17歳。キャラクター紹介に「単純かつまっすぐで負けず嫌いな性格」とあるが開始10分もしないうちに確かにと思わせられる。ついでに向こう見ずというか直情的というか、思った事をすぐ口に出すし、感情が顔に出る分かりやすい人物である。
アイドスポーツ学校に僕たち志願しよう云々からの渋るアベルに「僕が勝ったら一緒に志願するんだぞ」とフェンシング対決を持ち掛けるマグナスの台詞回しに微妙な引っ掛かりを覚えたが、ずるい手を使って勝ったマグナスに対してアベルは「分かった!」と笑って許してるしどこか楽しそうで、その後笑いながらはけていく二人を見て、これが通常運転なんだな、と納得した。
入学試験の身体検査の内容で、ナチスドイツの事に詳しくなくても「この学校ヤベー」と解るのがとても親切。
家族への手紙のくだり、遅れて現れるマグナスは誰宛に書いてるのかが判らない。後の展開から父親ではないだろうと判るけど、マグナスの家族構成は不明のまま。母親は存命なのだろうか。
クレアがマグナスに目をつけたであろうきっかけは遺伝学の授業ではないか思う。
マグナスはこんな授業よりフェンシングの練習がしたいと文句を言おうとしたけど、「パーフェクトなアーリア人の頭の形だ」とクレアに真偽はともかく褒められた事により、先程言おうとした文句をあっさり撤回しているので、恐らく御しやすい人間だと認識されたに違いない。
逆に、最後まで意見に反対し続けたアベルと、反論が許されないような雰囲気の中アベルに同意したジャスパーは扱い難いと思われただろう。
親友のアベルが詰められててもマグナスは何も言えなかったけど、あそこで自分の意見を貫いたジャスパーはとても強い。後々、マグナスには暴力的な父親がいると発覚するので、トラウマから大人の男性に高圧的に来られると恐怖を覚えて動けなかったのだろうと察せられるけど、観劇時このシーンは「マグナス!アベルがピンチなんだから助太刀せんかい!!」と思っていました。事情も知らずにごめん。
フレドリッヒは従順だけど内面があまり読めないので、クレアは判りやすくて扱いやすそうなマグナスに鞍替えしたんだろうな。
マグナス、クズの父親の所為で家では存在を消していた自分をクレア団長は見てくれている、という事が個人指導という形で現れたものだから余計にクレアへ傾倒していったんだろうなぁ。
「僕の価値と僕の存在証明しよう」と冒頭で歌っていたマグナスにとって他人──しかも憧れの選手──が自分を認めてくれている・見てくれているという事はどれだけ嬉しかったことだろう。家族への手紙でも「必ず認められて帰ってきます」と書いているし。プライドの高さと尊大さが垣間見える言動から、特別扱いに自尊心もくすぐられただろう。
尊大さと言えば、水晶の夜の後、地下室のハーゲンを3人が訪ねた時、マグナスがハーゲンに「助けてやろうとしてるんだ」と言う台詞で「は?」となった。
助けて「やろう」????
何でそんなに上から目線??
思えば冒頭でもアベルに「僕が勝ったら一緒に志願するんだぞ」って一方的に言っていた。微妙な引っ掛かりを覚えたのはこういう訳だった。
恐らく本人は無意識なんだろうけど、人を下に見る時がある。クレアはそこも見抜いていたのだろうか。
フェンシングで強くなる=権力が手に入る=全てを守れると教えたクレア団長マジでこの野郎。
守る強さを求めてフェンシングを始めてメダリストになって学校の団長(権力者)にもなった当人の経験から来てるから本人は間違っているとは思ってないんだろうけど。
アベルの事がなかったら、マグナスは将来クレアのようになっていたかもしれない。
マグナスがチームメイトに順位をつけるシーン、クレアとチームメイトに対しての妥協点を探った結果が「ハーゲンを最下位に選ぶけれど、怪我という事情を考えてもう一度チャンスを与える」というものだったが、その後「別の処罰を与えろ」となるとは思ってなかったから大いに動揺しただろうな。しかも処罰の内容がエグいんだよクレアこの野郎。
しかし、とっさの出来事とはいえあれだけの内容をすらすらとハーゲンに言ったという事は、心の何処かでほんの少しでもそう思っていたのではないかと疑ってしまう。それか昔自分の父親が言っていた若しくは言われた事を焼き直したか……後者だとしたらしんどい。
従うしかなかったマグナスの行動に対してハーゲンは「いいんだ」と言った。あそこはああするしかなかったんだとアベルも分かってくれていると思ったのに予想外に怒られるから、頭に血が上って思ったことをそのまま口に出したら余計にアベルを怒らせたという感じ。
決別ソングも「君なんて要らない」の後マグナスは激昂して怒りに任せて色々言ったりやったりしたけど、後々冷静になって大後悔したんだろうな。話しかけようとしたけどアベルが無言で立ち去ってしまったり、逆にマグナスが背を向けたりして互いに素直に謝れない様子は普通の友人同士の喧嘩なのに、最終的には仲違いしたまま死別になってしまうの悲しすぎる。
アベルは昔自分が救われた時のマグナスの「たとえ死んでも戦って、主張してこそ何かが変わるんだ」という言葉を大切にしていたから、クレアに、権力に迎合するようなマグナスが信じられなかった。マグナスの「黙ってやりすごしちゃダメか」に「どうしたら黙っていられるんだよ!」とアベルは怒る。
アベルは自分もユダヤ人であるという事実と、過去の後悔からどうしても見過ごせないのだけど、マグナスはそれを解っていない。当事者ではないから。アベルもあの状況でフレドリッヒに暗号で告白したくらいだから、マグナスにわざわざ話していないだろうし、仕方がないといえばそうなのだが。
アベルと自分を守るために権力を欲したマグナス、「後で助けてと泣きついてくるなよ!」と言ったけど、アベルはマグナスに助けてとは言わなさそう。助けを求めたマグナスに累が及ぶことを恐れて、自分で全部背負い込むタイプ。ジャスパーの言う「君はよく一人でカッコつけるよな」なんだよ。
思うに、マグナスとアベルはそれぞれの「守る」に微妙な違いがあって、マグナスは背中に誰かを庇って戦う、その誰かはマグナスにとっては庇護の対象で、言葉は悪いが自分の方が上だと思っている「守る」、アベルは自分が盾になって全てをその身で受けようとする自己犠牲の「守る」で、二人は対等なようでいて、その実対等ではなかった。
もし、二人がお互いにお互いの背中を預けるような、二人で並び立つ「守る」だったら、結末は変わっていたかもしれない。
悪いのは世間と大人、主にクレア団長だけどな!!
以下個人感想。箇条書き気味。RIKUさんと浦川翔平さん以外は初めましてでした。
マグナス・ヴォルカー RIKUさん (THE RAMPAGE)
権力にのまれていく様子が顔つきと声・口調ではっきりと判り、終盤は小さい子どもにもなる。凄い。
冒頭の学校に志願のくだりのアベルへの「そんなことない大丈夫だよ~!」の声音と言い方がめちゃくちゃ子どもの駄々っ子という感じが出ている。公演の日程前半に観たときは確か普通の言い方をしていた。公演後半では「毎日がヘトヘトで~」のところの歌唱もあくびしながら歌ってる感じになってて、前半と後半で色々変化している部分があってその差も楽しめた。
マグナス、アベルに比重が偏り過ぎてハーゲン、ジャスパーとはそこまで親しくなさそうに感じた。友達(アベル)の友達って付き合いしかしてなさそう。アベルとジャスパーが監禁されてた地下室から出てきた時、アベルにしか声掛けてないんだよな……
騎士の誓いの時、アベルがハンカチを結んで誓った後のマグナス、公演前半ではハンカチが結ばれた木剣見て「いーねーかっくいい!」だったのが後半ではアベルを見て「言ったな?約束だぞ」になってたの泣くんだが。
己の存在証明であるフェンシングを過去に辞めようとしたことがあったのは何故なのか知りたい。
カテコの終わり、糸川さんと一緒にはけていくところが毎公演仲良しで見ているこちらも笑顔になった。
花に譬えるならバラ(赤)(つぼみの状態)
顔がめちゃくちゃ小さくて米粒かと思った。細身だがカテコでRIKUさんをお姫様抱っこした回が存在する。見たかった。
アベルに関しては公演前から一抹の不安を抱えていた。
「アベルのハンカチ」というグッズの存在である。
なにそれ……めっちゃ形見っぽいじゃん……アベル死ぬんか……?
ドラマのキャストで犯人を当てるようなアレ状態である。
登場時マグナスが既に剣にハンカチをつけていたので、話の途中でアベルが亡くなり「これがアイツの形見だ」と差し出される時がハンカチの初登場シーンだと妄想していた自分は、死亡フラグじゃなかった!と喜んだ。それがぬか喜びだと知らずに。
遺伝学の授業で反抗するアベルを見て『駄目だ!!これは早死にするタイプだ!!』と死亡フラグの華麗なる復活に頭を抱えた。
先でも言ったけど、現在のアベルの根幹にあるものは、幼い頃のマグナスの「たとえ死んでも戦って主張してこそ何かが変わるんだ」という言葉と、フレドリッヒに語った、知らないふりをして黙って何も行動しなかったという後悔。それらがアベルをフィーダシュタント活動へと駆り立てたのであろうことは想像に難くないのだけど、全ての責任を一人で背負いがち・自己犠牲精神が強いのがアベルの悪いところだよ……ジャスパーが「君の所為じゃなくて、僕も僕の考えを言ったまでだ。自分だけカッコつけるなよ!」「君はよく自分だけカッコつけるよな」って2回も言ってるじゃないか……君はそう言われて、どう思ったのだろうか。
ジャスパーといえば、「ユダヤ人が劣っているという話、どう思う?」という質問に、即座に否定で返したジャスパーの存在はアベルにとって嬉しかっただろうな。
地下室で鍵見つけて扉開けに行く時、怖がってただ見ているジャスパーにわざわざ鍵持たせて行かせるあたりアベルって結構いい性格をしているのでは。
カテコの時、隣に立ってる翔平さんとよく顔見合わせたりじゃれたりして二人で笑ってるのとても可愛かった。
復唱しろって言われて「カラビーナ朝と夜は基本眠い」とか言っちゃうとことか、糸川さん、実は面白ニキでいらっしゃる?
花に譬えるなら椿
フレドリッヒ・カール 正木郁さん
ライナーの手紙での歌声の柔らかさに「!?!!?」となった。
ライナーの死からこれまで、砂を噛むような気持ちで生きてきたのではないかと思うととても辛い。
地下室でラジオを隠すために抱き合うアベルとジャスパーを見た時、『フレドリッヒはツッコミを放棄した!』だと思ったのだが、ライナーとの関係を知った後だと二人がそういう関係だと思って動揺しているようにも見える。
フレドリッヒのフェンシングの剣にはレイピア剣の絵が描いてある。これ、二人で剣にそれぞれ描いたんだろうか……完全な妄想だけど、フレドリッヒが現在使っているのがライナーの剣だったとしたらしんどさが増す。
総統の前での試合が始まる前、配信ではマグナスとクレアの会話シーンが映っているから見えないんだけど、この時のフレドリッヒは置いてある自分の剣の前に1人静かに佇んでいて、まるでレイピア剣の絵に、ライナーに祈っているように見える。背中しか見えないから表情は判らなかったけど、何を思っていたのか。しんどい。
フレドリッヒのフェンシングは「完璧」だけど「枠から抜け出そうとしない傾向が」って、変わった言い回しだなと思ったのだけど、ライナーの手紙とフレドリッヒの告白で「ああ……」と悲しみの納得をする。
ライナーの手紙は、フレドリッヒへ婉曲に「僕のことをずっと忘れないで」と伝えていると個人的には思っている。直接的にそう言うとフレドリッヒへの負担・呪縛になってしまうと思ってライナーは遠回しに伝える事にしたのではないかと。
「絶対に生き延びて。そして時が流れたら僕の事を聞かせて」は、「長く生きて、誰かに僕の事を話して聞かせて」で、それはつまり、それまでずっと僕の事を覚えていて、忘れないで。ということなのではないか。ライナーは愛する人の死と、その人が自分を忘れることを恐れた。
しかしよくよく考えるとライナー行動力おばけ過ぎる。
・地下室の鍵を(盗むと騒ぎになるだろうから恐らく)複製
・禁止されている放送(2年前もそうだったのかは不明だが)の入るラジオを所持
・団長の署名入りなどの数々の機密文書を入手・学内で保管
・どうやって知り合ったのかイギリスの記者と連絡を取り合う
齢15歳でこれとは恐ろしい……特に書類なんて盗み出さなきゃ無理じゃないか?
アベルにライナーを重ねたであろうフレドリッヒ、「誰にも危険は及ばないよ」とマグナスら3人の事を託されて、「誰にも」にはアベルは入っていないと解っていながらもそのように行動するしかなかったの辛すぎでは?
フレドリッヒは総じて辛い。
カラビーナ肩に担いで立っている姿がとても決まっていて格好良い。
花に譬えるならスノードロップ、ライナーは勿忘草
ハーゲン・アクスマン 吉高志音さん
足がとても長い。これが股下5kmあるってやつか……
小さい頃病弱だったというハーゲン、入学試験の重量挙げで半分しか持ち上げられてないの納得。軍事マニアになったのは病弱が故に本が友達で軍人の父親への憧れからそういう関係の内容のものをよく読んでいたからとか?オタク気質なのはクレアの経歴説明で何となく察した。(オタクは全員、自分の好きなものの話は早口で饒舌になると思っているオタク。)
試験前へのジャスパーへの対応とかフェンシング指導の時の「あれがフェンシング?」と鼻で笑うところとかプライド高い嫌なヤツって感じだけど、遺伝学の授業でマグナスとアベルが順番に頭の形を褒められた後、『次は僕の番かな?』って感じで照れながら自分の頭触ってるところとかを見ると可愛いヤツである。
最初は学校の思想に馴染んでいるように見えるけど、実際は波風をたてないよう上の人間に逆らわないようにしているだけなんだよな。
水晶の夜の一件からクレアへの尊敬や憧れの念が失せたのか「クレア」呼びになっているし、マグナスが個人レッスン受けるって話を聞いても「ふーん」って興味薄いの、盲目的じゃなくてちゃんとハーゲンの中で基準があるの良かった。怪我したり辛い目にあったけど、マグナス・アベル・ジャスパーと打ち解けることが出来たのは良かったね。
地下室でマグナスに「助けてやろうとしてるんだ」と言われて、「ははっ、何で?完璧なアーリア人の頭の形をお持ちの方が助けて下さったからありがたがれって!?英雄ごっこは楽しいか!?」って怒るけど、自分が頭の形褒められなかったことそんなに気にしてたんだ。可愛いな。マグナスのあの言い方に怒るのは当然だと思う。
フェンシングを始めた歌で、ジャスパーが歌っている時「何言ってるのか全然理解出来ない」って表情をしてるのが、どんな家庭か想像出来てしまって辛い。そもそも父親にとって息子が病弱だという点からマイナスで、家庭教師をつけたのはせめてもの優しさなのか、自分の子供に教育をまともに受けさせなければというプライドか。(恐らく後者)
3人と打ち解けてからのジャスパーとの仲良しぶりが可愛くて可愛くて可愛い。ズッ友であれ。
地下室でビラ刷ってるシーンの、ビラで目隠しハーゲンのアドリブは日に日にパワーアップしていてオモロだった。ジャスパーの名前を呼ぶハーゲンの楽しそうな声音といったら。毎公演楽しみだった。楽日にはついにアベルまで巻き込まれていて、マチネのアベルはハーゲンの胸倉掴んで凄んで「黙れ」だったのでヒェッとなってしまった。怖いよアベルさん。
さて、ハーゲン・カラビーナアハトウントノインツィヒクルツ・アクスマンくん。
カラビーナ持って登場した後の行動が日に日にパワーアップ(エスカレートとも言う)していくので観劇の度に楽しみだった。
配信だと身体を横向きに倒して下から隣のマグナスを睨み上げて「授業中寝てたのか!!」と憤慨する直角ハーゲンが見切れで一瞬しか映ってないの残念すぎる。あの面白ハーゲンが見られないだなんて。
カラビーナはとんでもなく物騒な歌詞だけど、それを軽妙に歌い上げる吉高さんのおかげで曲のバランスが取れているなぁと。軽妙に歌うことで実際には経験したことがないんだなとも判る。足を怪我した直後の「脳みそ~」の曲調と歌い方で、身体を駆け抜ける戦慄の種類が真逆になったんだと解るのが上手い。
花に譬えるなら月下美人
ジャスパー・ミュラー 浦川翔平さん(THE RAMPAGE)
あまりにも可愛い。癒し。パンとバターに限らず色々な美味しいものをお腹いっぱい食べて……
マグナスとハーゲンの会話の傍らで初対面のアベルと挨拶を交わしてるけど、すぐさま仲良くなってるっぽいのコミュ力高すぎない?
クレアの初めてフェンシングの指導の時、初めて受ける正式なフェンシングの指導だからか、感心と尊敬・感嘆の混じったキラキラした目でずっと見てるの本当に素直で正直な少年で可愛い。台詞は無いけど目が雄弁に語るとはこういう事か。本当にずっとキラキラおめめだったので、目に星でも入ってるんじゃないかと思った。
配信では「8時朝食好きなだけ頬張るパンとバター」のジャスパーが映ってなかったの残念過ぎた……片手ずつパクパクと食べるジェスチャーしてお腹をポンと叩く一連の動きは全部映してて欲しかった……あんなにも可愛いのに……
遺伝学の授業であの雰囲気の中クレアに反論することが出来る強い子。暴力には怯える仕草を見せるから、それを避けるために黙っていることも出来ただろうに。
暴力沙汰の時、柱にすがったり怯える様子から、愛のある、暴力とは無縁の家庭に育ったのが垣間見えるし、フェンシングを近所のおじいさんに習ったというのも下町育ちと周囲の人との仲の良さが窺える。近所の人達に本当の孫・子どものように可愛がられてたでしょ絶対。
地下室でのアベルとの一連のシーンはこの作品において唯一の癒しと言っても過言ではない。「キング・オリヴァー!」の後二人で少し踊ってぎゅっとくっついて笑っているシーンの可愛さといったらない。さっきから可愛いしか言ってない。
能天気キャラかと思いきや、実はきちんと自分の意見を持ち、「きょうだいも多いのに僕までお荷物になれないじゃないか」と家族の事を考えて身の振りかたを考えているしっかり者なところも良い。
ラジオをアベルと身体で挟んで隠すシーンはフィーダシュタント至上一番可愛いシーン(曇りなきまなこ)。二人で小声で「あったか~い」「落ち着く」「ずっとこうしてたもんね」って話してる声音も可愛い。「やっとパンとバターが食べれる~」って言ってた回もあった。沢山食べて。というか監禁時って食事抜きなの?死ぬだろ。
傷ついている人に真っ先に駆け寄り、他人の事に本気で怒るジャスパーにハーゲンは救われてたんだろうな。ハーゲンが怪我した時、身長差なんか全然考えず肩を貸してるところがまた愛しい。
上でも散々言ったけど、アベルに「君の所為じゃなくて、僕も僕の考えを言ったまでだ。自分だけカッコつけるなよ!」「君はよく自分だけカッコつけるよな」と言えるのは本当に感心する。対人での聡さと、それを口に出すことが出来る素直さ。「カッコつける」という言葉のチョイスも言う時の口調も、深刻になりすぎてなくて良い。
カテコでは、長崎出身ということもあり戦争の事を後の世に伝えていかなきゃならないと真剣にお話しされていた。
花に譬えるなら大輪のヒマワリ
浦川翔平さん、我が推しなのですが、演じるジャスパーの公式の説明文に「どんな状況でもユーモアセンスを忘れない性格」とあったので、本人の元々のキャラもあり、3枚目担当のおふざけキャラだったらどうしようと思っていたが全くそんなことはなかったので嬉しかった。
本業はパフォーマーでミュージカルは初挑戦にも関わらず歌と演技の質の高さに本当に驚いた。初めて歌声を聴いた時鳥肌が立った。元々歌が上手いのはもちろん知っていたし、よく通る声なので向いてそうだとは思っていたけど、これほどのものをお出しされるとは思っていなくて感服した。大千秋楽の挨拶での大粒の涙で、今までの苦労と努力が偲ばれてもらい泣きした。
翔平さんが舞台REAL RPG STAGE『ETERNAL2』-荒野に燃ゆる正義-で演じているマティアスも色んな意味で凄いので万人に観て欲しいのだけど円盤が無い。何故だ。(YouTubeに短いけどゲネプロの映像はあります。)
ラインハルト・クレア 藤田玲さん
間近で見た時の迫力・威圧感が半端ない上に美。自分だったら無条件にただ従いますって言ってしまう。クレアと藤田さんのギャップに風邪をひく。
尋問の後、アベルがナイフを持ってるのはクレアが忍ばせたんだろう?そうだろう?暴力を否定するアベルがナイフなんて持ってる訳が無い。言葉より行動で示せと言って、あの部屋にナイフの存在があるのはどう考えても「お前の死で以って証明しろ」ということ。
しかもアベルの死後、マグナスがハーゲンジャスパーと揉める場面で「あいつがあんなんになるまで」と言っているということは、アベルの亡骸は、結構酷い状態だったのではないだろうか。クレアの尋問の前に暴行を受けたのか、首を切った跡を誤魔化すために死体を損壊したのか、どちらにせよ人は己の正義のために残酷になれる。クレアてめぇこの野郎。
クレア団長は潔癖症。尋問時アベルに触れる度に自分の服でねっちょりと手を拭うクレアが話題になった。彼はそれ以前のフェンシングの指導時、アベルが拾って渡した本も裏表しっかりと袖で拭いている。「まさかこの時からアベルの事を……!?」と思わなくもないが、この時点での彼らは本にすら辿り着いていないので、クレアはただの潔癖症だと思う。体育館であっても床は床、汚れている事は確か、そんなところに自分が置いたとはいえ、拭きたくなるのが潔癖症。クレアの気持ちは全く解らんが、潔癖症の気持ちは解る。
執務室でマグナスと話してる時、何が本音で何が嘘なのかもう分からないんだよ……
どうでもいいけどクレア団長とヒルダ先生が混ざって「クレア先生」とよく間違える。
花に譬えるならユリ(白か黒)
終わりに。
個人的に全員のその後は死だろうと思っているのでその辺を想像すると暗澹たる気持ちになってしまう。特にマグナスは実行犯なので一族郎党までも収容所送りにされてしまうのではなかろうか。
クレアも、傷の深さはどの程度なのか分からないけど、事件の責任を取らされるのは確実、死にはしないかもしれないが、立場を失いはするだろう。別にいいけど。
最後に4人が「フィーダシュタント!!」とビラを撒く時、悲愴な雰囲気が無くて笑顔すら見えるのがせめてもの救い。
我々にもミュージカル「フィーダシュタント」の円盤発売という救いがありますように。
THE RAMPAGEのオタクの2022年行動記録
ランペの沼からこんにちは。
タイトルそのまんま、記憶力がよろしくないので備忘録のようなものです。遠征等ほぼしたことがなかったオタクが沼落ち後こうなりましたといった感じ。
大体推しがらみの話。無駄に長くなってしまった。
1月
・1/7(金) 朗読劇 BOOK ACT「STARTING POINT」
チケットが取れなくて死んでいたが配信の知らせで生き返った。
4人が各人に宛てた手紙はダメだって……泣くから……
しょごたむが隣で踊る翔平さんに「ダンス上手すぎなんだよ」ってかなりの劣等感を抱いていたなんて……仲間でありライバルでもあるのだから全くおかしくはないんだけど、想像より程度が大きかった。
そんな心情の吐露に「oh……」となっていたのだが、翔平さんからしょごたむ宛の手紙で、
「おじいちゃんになっても隣でステップ踏んでいようね」
って……!!(注:正確な台詞は覚えていない)
しょごたむの心情は解らないけど、こんなん言われたら泣くわ。
これ以降、しょごしょへが並んで踊ったりライブ中楽しそうにじゃれ合ってるのを見て「うっ……(嗚咽)」とするようになった。
しょごしょへのオタクが誕生した。
おじいちゃんになっても隣でステップ踏んでいてくれ……
・1/10(月) 「ヒルナンデス!」×THE RAMPAGE from EXILE TRIBE 「 シーズンレギュラーを探しています。」~お昼にハマるのは誰!?あなたの1票で生決定バトル~
言葉を大事に選んで発言するSINCERE壱馬さん、10秒食レポでほぼ何も言えてなかったのは通常運転。流石俺たちのキング。
コーディネート対決で昂子さんに惚れ、翔子さんと藤原樹の組み合わせにニチャアと笑みを浮かべたしょへいつのオタク。
・1/22(土) THE RAMPAGE from EXILE オンラインミート&グリート
自分に関する記憶は抹消したい。翔平さんは真面目で優しかった。
2月
・2/18(金) EXILE TETSUYAさんの誕生日キャス配信のゲストにWしょうごと翔平さんが来ていたのですが、翔平さんはミニスカメイド服をお召しでした。綺麗なお御足でした。記録に残しておきたいので書いておきます。なお、2/19投稿のTikTokでその姿が見られます。本人曰くシュガーメイド。
・2/22(火) 小説版BATTLE OF TOKYO 3巻発売
しょごしょへがBOT世界でも「サルトラ」コンビだったり、猿飛が如月財閥に仕えていた忍だったり、恐怖!マルドゥク様!だったりと実際のメンバーの関係等とリンクする部分もあってニヤニヤする。q-bくんのキャラには「!?!?」となった。
3月
・3/1(火) EXTREME LIVE (通称エクスト) サービス開始 (2023/02/28サービス終了)
EXILE TRIBE 史を凝縮したライブ音楽アプリ(リズムゲームアプリ) ※公式より
ガチャの壮大な映像がバズって「EXILEの音ゲー」がトレンド入りしていたが、
バズるまであの映像に一切何の疑問も抱いていなかった。怖。
いつの間にか思考がLDHナイズされていたようだ。
撮りおろしのシーンカードが良すぎるのでデジタル写真集と、ちびキャラが可愛いからグッズが欲しいです……安西先生……
・3/22(火) 最強スポーツ男子頂上決戦 出演:浦川翔平、武知海青
海青くん総合優勝おめでとうございます!!翔平さんも健闘されててお疲れ様でした!各人得意な種目があるんだから全種目全員でやって競おうよ……と思った。
4月
・4/25(月) Kitchen kingdom Blast リリース
お、お前……エクストのリリースから2ヶ月も経ってないんだぞ……時間が足りねぇよ……となったパズルゲーム。脳死でも出来るのでつい延々とやってしまう。
こちらも撮りおろしのカードが良い。デジタル写真集下さい。
誕生日ボイスが同じチームじゃないと無いという、ランペブラックとホワイトの越えられない壁に泣いた。
・4/26(火) RAY OF LIGHT トークイベント@愛知
募集した質問に1人1つ答える形式。トークイベントって毎回この形なんでしょうか。
5月
・5/7(土)、5/8(日) THE RAMPAGE LIVE TOUR 2022 ”RAY OF LIGHT”
千葉公演DAY1、DAY2@幕張メッセ
どんなライブもネタバレ無しで行きたいが、6/30(愛知公演DAY2)までネタバレを避ける事が出来るのか、いや無理だろ。という事で急遽行く事を決め、幕張評判悪いけどどんなんだろう、と思いながらチケットを買った。
結論:二度と幕張には行きたくない。
・5/28(土)、5/29(日) THE RAMPAGE LIVE TOUR 2022 ”RAY OF LIGHT”
福岡公演DAY1、DAY2@マリンメッセ福岡
6/30が初ROLになるはずだったのに、何故福岡にも居るのか?全く分からない。
多分しょへいつの地元(広義)に行きたかったんだろう。
・5/31(火) リズスタ-Top of Artist!-
しょごたむが星神リュウジ役として出演している特撮テレビドラマに翔平さんが出演すると発表があった日。
リュウジの元相棒で袂を分かった悪役、月城タイガ!?
このキャスティング、少なからずしょごしょへの関係を踏まえてますよね??
タイガ登場以降、しょごしょへのオタクの情緒は滅茶苦茶である。二人で踊っていた場所で、あの頃を思い出しているタイガの表情……
タイガの廊下みたいなアジトにリュウジが現れた時は「そんな気軽に行けるんかい!!!!」と突っ込まずにはいられなかった。
(最後には和解したけど)リュウジとタイガの関係が、しょごしょへでもありえたかもしれないと思うと……
おじいちゃんになっても隣でステップ踏んでいてくれ……
6月
・6/12(日) THE RAMPAGE LIVE TOUR 2022 ”RAY OF LIGHT”
静岡公演DAY2@エコパアリーナ
元々行く予定では(以下略)親が1回行ってみたいと言うので一緒に行った。(日程が合う日がこの日しかなかった。)モニターに映るしょごたむの笑顔のドアップ(多分オルアバ時)に「なんて可愛いの」とビックリしていた。RIKUさんの歌声といっちゃんのダンスが好きだと言っていた。
・6/22(水) THE SURVIVAL 2022-BALLISTIK BOYZ vs MA55IVE-×PSYCHIC FEVER
MA55IVEカッコいいー!!!!!!!!
そして浦川翔平さんのビジュアルが良すぎて倒れた。
まずサングラス。そして固く閉ざされていた上着をはだけさせ肩を出し、そこから覗く黒タンクトップの破壊力!!!!国が傾く!!!!後々のバンダナ姿も格好良かった。
バリとサイフィももちろん格好良かった。振付の感じってグループによって違うんだなと思った。ダンスど素人だから完全に感覚ですが。
バリとのコラボ曲や3グループ全員での24Wも良かったので音源が欲しい。というか
円盤が欲しい。
ステッカーくじでMA55IVEとの記念撮影が当たり、一生の運を使い果たしたかと思った。己に関する記憶は抹消したい。
近くで見た翔平さんは、ステージで見ると大きく見えるのに実際は小柄で、色が白くて顔が小さくて格好良くて、こちらを気遣い優しく接してくれる素敵な人だった。
あと、撮影前に部屋の外で待機している時、ライブ終了後やってきた翔平さんがスタッフさんに「お疲れ様です」と元気に挨拶してこの後の流れを確認しているのが外まで聞こえてきて(声が良く通るが故に筒抜け)、礼儀正しさに感心した。
・6/30(木) THE RAMPAGE LIVE TOUR 2022 ”RAY OF LIGHT”
愛知公演DAY2 @日本ガイシホール
7月
・7/3(日) THE SURVIVAL 2022-BALLISTIK BOYZ vs MA55IVE-×PSYCHIC FEVER
東京公演 @東京ガーデンシアター
円盤をくれ。
俺から言えるのはそれだけだ。
・7/21(木)、7/22(金)、7/23(土) BATTLE OF TOKYO ~TIME 4 Jr.EXILE4~ LIVE
DAY1 BATTLE OF HiGH&LOW
DAY2 BATTLE OF KINGDOM
DAY3 BATTLE OF iCON Z
BOTライブ、次がいつになるか分からないから(……)生で観たい!!という事で行った。
ROWDY SHOGUNとしてのパフォーマンス、物凄く格好良かった。
ランペとしても勿論格好良いけど、ラウディのキャラとして立ってるのが見られて嬉しかった。猿飛が忍者っぽい印(人差し指と中指だけ伸ばしてる形)を時折結んでいたりとか、左腕を押さえるマルドゥクさんとか。
猿飛が片袖抜いて腕出してるのめちゃくちゃ好きで、2日目はその抜いた腕にラウディのバンダナ巻いてて興奮した。その日はインナーが白でした。何故?
日替わりコーナー、何故円盤に収録されないんだ……デジタルでいいから買わせて欲しい。
ステージ写真が買えるシステム凄く良かったのに4日目だけ無くなってしまったのはとても残念。
・7/21(木) 小説版BATTLE OF TOKYO 4巻発売
猿飛と如月の関係にうめき声を上げ、相変わらず物騒なマルドゥクさんに喝采した。
BOTライブ初日にサイフィがDUNG BEAT POSSEとして出てきた時、4巻の該当箇所読んでた人は「あー!!」ってなっただろうな。実際なったもんな。
・7/30(土)昼・夜、7/31(日)昼・夜 REAL RPG STAGE 『ETERNAL2』-荒野に燃ゆる正義-
円盤を下さい。何がなんでも下さい。
本編は勿論、配信後のコメント・影ナレ全収録、劇中歌のCDとフォトブックのついた豪華版があるとなお良し。
6/11にETERNAL2の発表があってからずっと楽しみにしてきたけど、ある一つの懸念がありました。それは、
推しの演技が大根だったらどうしよう……
いくら推しでも大根だったら耐えられねぇ……
なにせEXPG生の頃、演技レッスンが嫌でしょうがなかったと過去に言っていた推し。リズスタでの登場シーンはまだ短い。
3月頃にテレビ東京の若手映像グランプリという企画で「THE RAMPAGEに落とされたい」という映像作品に翔平さんは出ていたが、そこでの演技は何となく照れと言うかぎこちなさみたいなものがあった。
初日の昼から入ったので評判も全くの未知数、そわそわしてたら遂に幕が上がった。
推し、演技上手い……!!
殺陣も訳わからんくらい上手い……!!
懸念が木っ端微塵に吹き飛ばされた。予想を遥かに越えてきて下さった。
翔平さん、元々良く通る声だし演技も上手かったし身体能力高いし舞台向いているのでは……
ETERNAL2を経て、推しの演技仕事がめちゃくちゃ見たくなった。
ETERNAL2、都民だったら全通したかったレベルで脚本も全員の演技も殺陣も素晴らしかった。詳しい感想は以前書いたので割愛。
8月
・8/24(水) HiGH&LOW THE WORST X 完成披露試写会&PREMIUM LIVE SHOW ライブビューイング
映画を公開前に観るのは初めてだぜぇ!しかもライブも観られるなんてお得だなぁ!!
LIVEパート、MA55IVEメンバーがRIDE OR DIEでウィゴウィゴしてる時、後ろのザワクロキャストの皆は動かず治安悪く立っていた絵面が面白過ぎた。バリがTop Downカバーしてたのも凄く良かった。
9月
・9/9(金) 映画 HiGH&LOW THE WORST X 公開日
舞台挨拶のライビュに行った。ライビュありがとうございます。
最初の三校連合のシーンでRIDE OR DIEが流れるのめちゃくちゃ美味しいよね。
連合の人達が昇降口から出てきて勢揃いするシーンの氷室零二のシルエットが好きすぎて観る度に正気じゃいられなかった。とても腰が細い。短ラン万歳。
氷室以外だと、相変わらず最強格な轟と普段はお洒落ピアスしてる泰志が好き。
しばらく映画館に通った。
・9/18(日)、9/19(月) THE RAMPAGE LIVE TOUR 2022 ”RAY OF LIGHT”
福井公演DAY1、DAY2(FINAL・台風で中止) @サンドーム福井
しょへいつの聖地には行きたい。
会場内のザワクロポスターの風神に落書きしてある事に気付いた時はニコニコした。誰が描いたんだろう。
充電なくて今更言うけど会場内のザワクロのポスターさりげなく陣さんというか風神に落書きがされてた笑 pic.twitter.com/UaTLJqVhBR
— 宵宮 (@laslett_n) 2022年9月18日
・9/21(水) ABEMA×LDH THE RAMPAGE SPECIAL FAN MEETING 2022 夜公演配信
トークパートの、みんながもしもランペになってなかったら(というコスプレ)めっちゃ面白かった。小学生の頃、厳しいお父さんを喜ばせたくて一時期ボブ・マーリーになりたかった推し、いじらしすぎる。クイズでハイサイがあまりにもハイサイしてた。
LIKIYA…バスケ選手
陣…実家のタイル屋
RIKU…サッカー選手
神谷健太…FBI
与那嶺瑠唯…船長
吉野北人…土方(どかた)
藤原樹…ジャック・スパロウ
武知海青…消防士
長谷川慎…宇宙飛行士
鈴木昂秀…サッカー選手
龍…陸上選手
後藤拓磨…ウッディ
・9/29(木) Sparkle vol.50 (雑誌)発売日 陣、RIKU、山本彰吾、浦川翔平
唯一ETERNAL2のインタビューを掲載してくれた神雑誌。月刊EXILEですら公演レポ無かったの許してないからな……
10月
・10/20(木) 藤原樹 誕生日&写真集MYSTERIOUS 発売日
リリースイベント「ツナゲキズナ リリース記念PARTY”ミンナトツナゲキズナ”」
愛知@アスナル金山 明日なる!広場
Aチーム(LIKIYA、RIKU、与那嶺瑠唯、浦川翔平、藤原樹、長谷川慎)
リリイベのレポを見て行きたくなり、いっちゃんの誕生日と写真集発売当日だししょへいつだしという事で急遽行った。
長時間並んだり待ったりで身体的にはしんどかったけど、メンバーに間近で会えて始めの挨拶も近くで見られたし、終了後の挨拶の時いっちゃんの誕生日のお祝いもあって楽しかった。
推しに直接「写真集待ってます」と伝えることが出来て感無量。
・10/22(土) BOTぷちぬいぐるみマスコット 新プライズ入荷日
死ぬほど苦労して猿飛ぬいゲット。
・10/29(土) 映画 貞子DX 10/28(金)公開
好きなシーンは王司くんがロイドくんに驚いて床でのたうちまわってるところ。
・10/31(月) ABEMA×LDH ONLINE限定ライブ THE RAMPAGE 2022
前半のライブ部分の記憶が失われるくらい後半のコスプレパートが強すぎた。
推し、何故ヒゲを書いた……
いつか推しの格好良いor可愛いコスプレが見られますように……
LIKIYA…チャイルド・プレイ チャッキー
浦川翔平…SPY×FAMILY アーニャ (本人曰くバーニャ)
藤原樹…SPY×FAMILY ロイド・フォージャー
長谷川慎…約束のネバーランド ノーマン
鈴木昂秀…ソードアートオンライン キリト
龍…マトリックス ネオ
後藤拓磨…宇宙人に連れ去られる人の着ぐるみ
11月
・11/12(土)、11/13(日) THE RAMPAGE LIVE TOUR 2022 ”RAY OF LIGHT”
大阪追加公演 DAY1、DAY2 @大阪城ホール
追加公演からはMoon and BackとOne More Kissがセトリ落ちしていて泣いた。
ライブでのRIDE OR DIEは物凄くテンションが上がる。
2日目に自分の着ていたマースブランケットを正面から翔平さんに羽織らせフードをかぶせるという特大のしょへいつを浴びたんですが、新アルバムの円盤には収録されておりますでしょうか。
・11/23(水) ぐーたらんぺいじ~THE RAMPAGE にぐーたらしてもらう時間~
ABEMA×LDH 1部 11:00~、2部 14:30~、3部 18:00~ 配信
定期的にやって欲しい。メンバーは楽しめてオタクはその光景を存分に見られる。これぞWin-Win。
・11/26(土)、11/27(日) THE RAMPAGE LIVE TOUR 2022 ”RAY OF LIGHT”
静岡追加公演 DAY1、DAY2 @エコパアリーナ
12月
・12/3(土) ミュージカル「フィーダシュタント」上演発表
まさかの推しがミュージカルに出演するという発表に嬉しすぎて心の中で暴れ散らかした。RIKUさんは天使についての実績があるけど、まさか翔平さんがミュージカルに出るとは思ってなかった。配信の時のしょへりく可愛かった。
・12/13(火) 2022 ASIA ARTIST AWARDS IN JAPAN
翔平さんのよく言ってる「オージェス」の元ネタが5年前のこれ。(THE RAMPAGE 受賞おめでとうございます。)
いっちゃんが以前「翔平の真面目なところは昔から同じギャグをずっと言っているとこ」的な事を言ってたけど、こういうことか。
・12/28(水) HiGH&LOW THE WORST BEST ALBUM発売日
アルバム発売は素直に嬉しい。配信は満を持し過ぎて遅きに失した感が否めないけど。
・12/29(木)、12/30(金) THE RAMPAGE LIVE TOUR 2022 ”RAY OF LIGHT”
東京追加公演 DAY1、DAY2(FINAL) @有明アリーナ
これでROLツアーが終わってしまうのかと思うと耐えかねるという気持ちでライブを目に焼き付けていた。
ファイナルの時、MCが終わってW2Pの昂秀くんの真似をするところの昂秀くん客席に向かってお辞儀→他の15人がお辞儀の流れに泣いた。
タイトルしか発表してない新アルバムのリード曲をファイナルのアンコールのラストにパフォーマンスするの、ランペのこういうところが好きだ。
それはそれとしてSILVER RAIN大好き芸人なのでカットされたのは泣いた。
・12/31(土) Jr.EXILE LIVE EXPO 2022 配信
@有明アリーナ
THE SURVIVAL 2022とROLの再現に泣いた。衣装も同じだし。
MA55IVEでは黒手袋と、後々黒タンクトップ姿(黒手袋は無し)の翔平さんが拝めるとは……山彰さんも前日まで髪色が黒と緑だったのにSURVIVALの頃の色になってて最高だった。
THE SURVIVAL 2022の円盤とROL本公演の円盤とEXPOの円盤下さい。
終わりに
オタク、行動力がもの凄く上がっている。上がりすぎて主に金銭的な面で焦るけど、楽しいんだよなぁ……
今年も配信に随分助けられたので、この禍が終わっても配信の文化は残して欲しい。「配信でいいや」じゃなくて「チケット取れなかったり色々な事情で行けないから配信があって命が助かった」なので。
あと、気になるけどいきなりライブに行くのは躊躇うって時にも配信は良い。配信チケットは気軽に買える。
2023年も色々ランペ事も個人事もあるみたいだから楽しみですね。ところで
MA55IVEの単独ライブとETERNAL3の発表はまだですか?
ETERNAL2感想
REAL RPG STAGE ETERNAL2の感想です。
今すぐにETERNAL1と2の円盤発売と続編の発表下さい。
ロスが激しすぎる……
以下各キャラクターについての感想。語彙は無いし深い事も言えない。
観る前のネタバレを避けるタイプの人間なので、インスタのストーリーズとフォトカードの文章以外の情報無しで観ました。そういえばマネブロとドキュメンタリーまだ見てない。
圧倒的光の主人公。RIKUさん演じるレンブラントの説得力よ……眩しい……眩しすぎる……
育ち故か生来の性格なのか、人間の汚い醜い部分はあまり見えていないというか解ってないようだったけど、人の意見を素直に受け止めて考えを改めることが出来るのは良いところ。
最初の誓約団メンバーとのシーンで、今後オルドとどんな関係を築くかリーフェンと相談したいって台詞に『1で自分があんな仕打ち(情けをかける・施しをする)をしたリーフェンが自分に協力してくれるって思ってんの……?』って怖くなった。多分情けをかけたとか本人にそのつもりは無いんだろうな。
レンブラントってリーフェンを「王を目指す者としての兄リーフェン」としか見ていないような印象がある。
闘技場でオズに勝ったりと相変わらず強くて良かった。
RIKUさん、芝居であれだけ動いて喋ってるのに歌上手いし(知ってた)ライブパートなんかあの芝居の後にあれだけ踊って歌って上手いの凄すぎる……
ジーン
戦場で生きるか死ぬかの瀬戸際に、殺されかけた敵から突然渡されたネズミをしっかり守り通したの格好良すぎる。
ラスト、コニーと話す時どういう態度とったらいいのか判らないのか最初は少しぶっきらぼうだけど、会話の後には打ち解けてクロエ・キャメロンと一緒に4人でわちゃわちゃしてたの良いシーンだった。目が足りなくてあまり見れなかったけど…
レンブラントから「どんな国に住みたい?」って訊かれた答えが「飯が食えて寝床があれば」って、捕虜のオルドと一緒じゃん……そんなジーンがレンブラントに任せっきりじゃ駄目だって考えて、リーフェンの方が王にふさわしいって思ったらその時はリーフェンを推すって自分の意見を述べるの良い変化ですね。
クロエ
あんな殺伐としたクロエが小動物と戯れるところを見られるとは思わないじゃん?(そこ?)
オルドへの恨みがあれほど強かったクロエがラストでああなるとは。無条件にオルド憎しではなくなったのは、北の廃墟での戦いやコニーとの会話を経て、クロエも「自分に都合の良い見たいものしか見ない」から脱却したんだろうな。
対ガッファー戦で軽口を叩くのがクロエで咎めるのがジーンなの意外だったんだけど、ジーンはクロエをぜってぇ死なせねぇマンだから集中してないのを気にしたって事なのではと今思い至った。
1と2でジーンのクソデカ感情は見せてもらったので次作はクロエの番でお願いします。
キャメロン
自分の意見をしっかり持っていてそれを周りに流されずに言えるタイプ。見習いたい。
レンブラントに「部隊の人数を増やせば……」って言われて「犠牲が増えるだけです」って即答する辺り冷静な判断も出来る。そんなキャメロンがマティアスに「アンタの部下バラバラで、戦いもなにもあったもんじゃなかったもんな」って煽られて「黙れ黙れ黙れ」って叫びながら剣の振り方が滅茶苦茶になるの、辛。
マティアスとの会話は相手の台詞使った煽り合戦って感じで上手いな~と思った。ラストの、憎い相手だけど「手を握れば何か変わるかと思った」って、そう考えられるの尊敬する。
千秋楽の日替わりのシーン、打ち合わせ無しでしっかりじゃんけんに負けるの持ってるよな~あそこのRIKUさんの「ここにいる全員が証人だな」ってアドリブ大好き。
ルーク
レンブラント第一主義だと思っていたけど実はそうではなかった。というより王家の側近というコーレイン家の役割を全うしようとして板挟み状態なのかもしれない。貴方1でも兄と弟に挟まれてなかった??
ラストのレンブラントとリーフェンが二人で話してるシーンで満足気に頷いてるルークが見たかった……やはり目が足りない。
オルドと共存する国についてルーク個人としてはどう思ってるんだろうか。その国は旧教徒も共存できるのかな。
誓約団の2での拠点は恐らく1で奪還したホワイトファング城だろうから、ルークがリーフェンに用意した部屋がかつてのリーフェンの私室だったらどうしようなどと考えた。
剣振るった後の片膝ついた体勢で伏せてた顔を上げる動作が好き。1でもやってた気がする。
リーフェン
初っ端から「愚弟が……!」を聞かせてくれるの最高。
この一年実はレンブラント達の近くに居たんじゃないかって登場の仕方をした兄さん。誓約団に協力することになる流れが秀逸。
オルド軍を率いてた頃のリーフェンとニクラス隊&ファルサリア組との過去が気になるので教えて下さい。
ミックスルーツであるニクラス隊を語る時やレンブラントに抱き締められているニクラスが喋っているのを何も言わず見つめている時、自分を重ねていそうな部分があるのが声音や表情で判る。いっちゃんの表情の演技良かったなぁ。
ニクラスに「オルドを見下し利用してきたお前なら!!なあ!?」と詰られた時静かに目を見開くの、過去の己の所業を改めて突き付けられてどう思ったんだろ。
殺陣はどこか落ち着いた余裕のある静かな動きで強者感が出てて良かった。
レンブラントがイムランに「聖なる月の加護があらんことを」って祈った時リーフェンが凄い顔をしたという情報を途中で得たのだけど配信には映ってなかったので確認出来ず……無念。
ニクラス
山彰さん本当に初舞台ですか??って疑いたくなるくらい演技が素晴らしかった。
レンブラントに抱き締められている時の表情とコニーへの「お前は本当に兵士に向いてないな」の言い方よ……もろ悪人みたいな笑い方するのにあんな慈愛に満ちた声……
リーフェンがニクラスを「穏やか」って評すの「え?」って感じだったけど、ラストのシーンでの憑き物が落ちたようなニクラスは確かに穏やかで本来の性格はこっちなんだろうなと思った。
あの後ニクラス隊は全員隊長についてくるのでは?レンブラントではなくニクラス隊長を信じるってことで。
イムランをイム呼びしてるの、ファルサリアの二人に対して手は焼いててもそれなりに仲間意識はあったんだろうなと勝手に思ってる。ガッファーは短縮しにくいからそのままで。
公演時のビジュアルが大優勝すぎるので、あのビジュアルのグッズも欲しい。というか舞台写真欲しい。
コニー
海青くん本当に初演技ですか??コニーの第一声に「!?」ってなりました。あの海青くんで、こういうキャラで来たかと。
イムランの腕斬る斬らないの後、身体を縮こませてイムラン&ガッファーの前の狭いスペースをなるべく距離取ってそそくさを通り抜けるのとか細かい演技が上手い。
コニーが戦うのは家族を守る為だし人間に対してそこまで激しい憎しみは持って無さそう。優しい人たちって判ったら大切な友達託すくらいだし。
兵士に向いてない割にニクラス隊にいるあたり、ニクラスがコニーを拾ったと思ってるけどどうなんだろうな……
レンブラントの下段横斬りを飛び込み前転で躱す殺陣があるの意味分からんかった。
オズヴァルド
堅物軍人気質で礼儀に厳しい所とかが声音や立ち居振る舞いに出てて、たっくん本当に演技以下略。殺陣も大斧は振り下ろすのも難しいってSNSの動画で見て知ったけど見事に振り回してて凄かった。
闘技場でレンブラントに味方が斬られた時顔を逸らす、って情報を知って見たら本当で、真面目な軍人だけど冷酷ではないんだよな。ガッファーがイムランの腕斬ろうとした時止めたし。
オズヴァルドのスタンスは「ニクラスについていく」だけどルークとは気が合いそうだしそのうち誓約団メンバーとも打ち解けそう。そしてそんな自分に悩んでそう。
マティアス
ETERNAL2にここまで狂った最大の原因。以下長い。
浦川翔平さん……あなた本当に初舞台で初殺陣ですか?最推しというのを抜きにしても意味分からんくらい格好良かった。
出演者を全く知らないで観てもマティアスを好きになってたと思うから、余計に狂ってしまうんだよ……
好戦的で戦いの最中笑うなど狂気が垣間見える部分もありつつ、命令には忠実で周囲の状況を見て冷静な判断ができ、部隊を指揮することも出来れば退き際もわきまえている。理想的な部下または上官では?
煽られても余裕な態度で的確に煽り返すし皮肉も上手い。戦闘中だとドスが効いた声になるの、好戦的な性格が現れててとても良い。
「隊長、マティアス行っていいっすか」の後の「任せて下さい」、初日二日目と観た時は平時の声音だったんだけど、楽日ではドスの効いた声になってて、隊長の許可が出てテンションブチ上がったんだなというのが判るようになってた。この時のニクラスの「気は抜くなよ」も、最初は呆れた感じの言い方だったと思うんだけど、楽日ではちょっと笑ってるようにも思えた。芝居が進化している……
殺陣。殺陣凄すぎた。槍の殺陣、あんなにぐるんぐるん振り回すものだと思ってなかった。槍の構えも振るう所作も全部格好良い。「マティアス行っていいっすか」の後、レンブラントに槍を弾かれて受け流すところが特に凄すぎる。配信だとマチネにしか映ってないの残念すぎた…
長物の殺陣は剣の殺陣を習得してからやるらしいのに初殺陣でしかも長物であそこまでの動きするの、一体どれほどの努力を……
キャメロンとの鍔迫り合いで力を入れていると見えるように腕と槍震わせてるの細かいけどめっちゃ良い。
そして衝撃のラスト。
マティアス定点気味だったから腕の刺青は初見ですぐに気付いて心の中で絶叫した。この時の表情がまた良かった……お仲間に向ける視線にしては強すぎる気がするんですが。
あと刺青が色あせてるっぽいの、汗でああなったんだと思ってたけどシールなら元々あれって事?子どもの頃に刺青入れると成長の過程で色が抜けることがあるらしい……
ところでポーションと包帯受け取った後のマティアス、ずっとアンニュイな雰囲気でso sexyだった。
ETERNAL3、マティアスとファルサリア中心の話になるかな~と思うと楽しみで仕方がない。
翔平さん、EXPG時代から演技は恥ずかしくて駄目だったって話は知ってたしパンフにもトラウマレベルだったってあったけど、凄く上手いし声もよく通るし舞台向いてると思うので他の作品にも出て欲しい。
ガッファー
佇まいから雰囲気がありすぎて怖い。龍ちゃんの高身長と目力が存分に活きてた。エル・ゴルで「いい子にしてないとガッファーが来るぞ」とか都市伝説になってそう。
イムランとはお互い言葉は少ないけど通じ合ってる感があってそれなりに長い付き合いだったんだろうなぁ。
リーフェンの顔面に蹴りを入れるの強者すぎて自分の心の中のルークが暴れだした。
毎回殺陣が早すぎて目で追いきれなかった。凄い。
そしてなんと言っても廃墟でのラストシーン、あれはずるい!!!!!!!!!!!
花を描く理由が「花を供えれば天国に行けるって聞いた」って!!!!!!!!!!
ゲーム版の舞台コラボアークロア(アイテム)を入手するとそのキャラの小話(?)が読めるんだけど、ガッファーの読んだらちょっと見方が変わった。信仰の理由はそういう……
イムラン
イムランの事が何も分からない……信仰に篤いって事と「俺たちはオルドだ」って言ってるニクラス隊をずっと愚かだと見下してたんだろうなって事しか分からない……
コニーを刺した後、左腕で挟んで血を拭う動きが千秋楽だとイラついた感じのちょっと乱暴な拭い方になってたの好き。
福澤侑さんのことは以前から知っていて、舞台も何度か観に行ってたから楽しみにしてた。流石の演技にキレッキレの殺陣とダンスでめちゃくちゃ良かった。ガッファーとのペアダンスからのソロが好きすぎる。
ランペメンバーとも仲良くなったみたいで嬉しかった。マチネ終演後の生コメント、全体的に可愛かったけど福澤さんの腕にくっついて「侑くーん!」って言いながらぴょこぴょこしてる翔平さんが可愛すぎた……へいへい呼びになった経緯を教えて下さい。
円盤にはマチソワ両方の終演後生コメントと影ナレ全部収録して欲しい。
バチバチに踊れる方だからライブパートでコラボが見たかったしアクスタとフォトカードも欲しかったよ……
ETERNAL3、過去と現在の時間軸で進む話ならイムラン再登場も可能なのでは?
ETERNAL2、脚本の素晴らしさは言うまでもないので続編もどうか葛木先生お願いします。
そして山活で山彰さんとしょごたむが言ってたけど地方公演やって欲しいし2時間がっつり芝居が観たい。あと舞台向けの会場でお願いします。
感想長くなったけど12人分だし仕方がないよね……これでも大分削ったんだ。
最後にゲネプロの映像貼っとこ。
ETERNAL1と2の円盤とETERNAL3、待ってます!!
THE RAMPAGE from EXILE TRIBEの沼の縁に立ち、背中を押され、頭まで浸かるまでの話
あなたのランペ沼はどこから?
私は
HiGH&LOW THE WORST(定番)
と
からである。
何を言っているんだと思われるかもしれないが、後者が無かったらここまでランペにはまっていないと思うのでかなり重要な位置を占めている。
現在流行っている沼落ちブログを自分も備忘録を兼ねて書きたくなったので書きます。
長い上にたまに敬称略ですのでご了承下さい。
まずランペことTHE RAMPAGE from EXILE TRIBEについてざっくりと説明すると、EXILEの後輩グループでボーカル3人・パフォーマー13人からなる合計16人のダンス&ボーカルグループである。
「多くね?」と思われるだろうが、自分も知った時は「多いな……」と思った。
そんなランペに出会うきっかけとなったのは言わずと知れた映画HiGH&LOW THE WORST 通称ザワである。
ザワを初めて観たのは2019年10月14日。
この時点で、私はハイローシリーズはドラマも映画も全て観ていて(2作目と3作目は映画館で観た)、何ならHiGH&LOW THE LIVEまで観ていたのだが、アーティストとして認識していたのはTAKAHIROさんとガンちゃんとメンディーくらいだった。しかもガンちゃんとメンディーは作中人物を見て「これがガンちゃんか」「これがメンディー」とようやく知ったレベルである。
ハイローを見始めたきっかけは、アクションが凄い映画を調べていて行きついたRUDEBOYSの映像で、廃墟の工場らしき場所で高くそびえる建造物の上、手すりから手すりに飛び移り、時には飛び越えて下層へとアクロバティックに降りていく人物(ピー)やアクションシーンを見て、アクロバットが好きな私は「は!?これCGとかじゃなくて本当にやってんの!?」と衝撃を受けた。そこからDVDを借りてきたのが全ての始まりである。
きっかけがそれだからザワを観るまではRUDE推しだったし、漫画とゲームのオタクである自分はLDHとは無縁の人生を送ってきていた上に役者にも疎いので、ハイローに出ている人は大体役者だと思っていた。ダンさんは芸人だと思っていた。ランペのラの字も知らないどころではない。
ザワは「新作もう公開してたわ。一応前売り買ってあるから観に行くか」くらいのノリで、評判も全く知らず、予告すら観ていない状態で映画館に行った。
ただ、前日譚であるドラマ (HiGH&LOW THE WORST EPISODE.0) は観た方が分かりやすいという情報を見かけたのでドラマは一応履修したものの「キャラ紹介と映画に至るまでの補完的な内容っぽいな」とサラっと観ていた。(当然全員役者だと思っている)
そしてザワまで語りだすと余計長くなるので割愛するが、めちゃくちゃハマって映画館に通いまくった。今までの人生でこれほど観た映画は無いってくらい観たが、この時は村山さんや轟に主に注目していた。
当然だが映画というものは時が経つにつれて上映数は少なくなっていく。おいそれと観れない状況に陥り「ザワ観てえ~」と禁断症状に呻いている時、Twitterで「SWAG&PRIDEのMVでザワの映像が見れる」という情報を得た。
早速YouTubeで確認したところ確かにザワの映像が差し込まれていたし、しかもこの曲は楓士雄が鬼邪高にやってきた時に流れている曲ではないか。
この曲自体かなり好きだったので早速MVが収録されているDVD付きのCDを買うことにした。そして届いたCDをまず聴いて、SWAG&PRIDEはもちろん、カップリングの2曲目FIRED UPに「これも映画で流れてたけどこの人たちの曲だったの!?」と驚き3曲目のAll dayに「え…これも好き……」となった。
「収録曲全部好きなんて珍しい!」と喜んだ私はTHE RAMPAGE from EXILE TRIBEとやらを詳しく調べることにした。
そして驚愕した。
この川村壱馬さんとやらが楓士雄…!?しかも司もいる…!?
ついに楓士雄と司が役者ではなくアーティストだと知った瞬間である。(YouTubeでMVを観た時はザワの映像に気を取られていて気付いてなかった)
驚愕のままMVを再生。人数が多く目まぐるしいカメラワークの中、比較的カメラの動きが落ち着いているボーカル3人のうち2人が楓士雄と司だった。ただ川村壱馬さんとやらが楓士雄だとにわかには信じられなかった。信じられなくてMVを何度も観ていたら辻と芝もいる事に気付いた。マジか。
その後映画のパンフレットや雑誌を読み直したりして、川村壱馬さんと吉野北人さんは確かに楓士雄と司を、辻と芝は鈴木昂秀さんと龍さんが演じているのだと理解した。理解したが、その時の本人たちへの興味はそこで止まった。これは元々私がアーティストの曲は好きでも当人たちのパーソナルな部分にそこまで興味を持たない性質だったからだ。
ただSWAG&PRIDEのCDの件からアーティストとしてのランペは気になっていて、同年12月に放送されたFNS歌謡祭を観たのをきっかけにアルバムの購入を決意した。
せっかく買うなら初回限定盤が良いと思ったが、ネットショップでは売ってなかったので次の休みの日にCD屋をはしごして無事に手に入れた。歌謡祭の3日後の話である。オタクは行動が早い。
この時購入したのが2ndアルバムのTHE RIOTである。何故2ndアルバムにしたかと言うと、SWAG&PRIDE、FIRED UP、All day、FNS歌謡祭で観たMove the Worldが収録されているので、もし残りの曲がハズレだったとしてもまあいいかと思ったからだ。
そして実際聴いてみて、様々なジャンルの曲があるにも関わらずどの曲も良いのにビックリした。長年ロックバンド畑にいた私の好きなジャンルは勿論ゴリゴリのロックで、ゆったりした曲やバラードは苦手だったにも関わらず、このアルバムの曲は全部が良いと思えたのである。
天地がひっくり返るような衝撃の出来事だった。
ここで完全にアーティストとしてのランペを好きになった。
そんな矢先、ザワの応援上映とランペのライブが一緒になったイベント (※2019年12月26日に横浜アリーナで開催された「HiGH&LOW THE WORST VS THE RAMPAGE from EXILE TRIBE 大ヒット御礼応援上映会&PREMIUM LIVE SHOW」) のライブビューイングがあるという事を知り、ザワが久しぶりに観れる!!と喜んでチケットを取って観に行った。
この時の自分は、ランペのメンバーで名前と顔を知っているのはザワに出ていた前述の4人のみで、他のメンバーは全然判らなかった。
ライブ中、誰かがアクロバットをしているのが映って、「EXILEにもアクロバット出来る人がいるんだなぁ」と少し驚いた。見分けがついていないのでそういう人が何人もいると思っていたのだが、それが実は一人 (後の最推し浦川翔平さん) だという事を知るのはかなり後の話である。
あと、この時のライブで壱馬さんの髪型が楓士雄の髪型だったので、「本当にこの人が楓士雄を演じているんだ」とようやく実感した。信じていなかったのではないが、信じられなかったのだ。(後に壱馬さんの人となりを知ってからはまた信じられなくなった。川村壱馬すごい)
そして2020年正月早々。1STアルバムの購入をした私は「CD2枚組なのにこれまた好きな曲ばっかりなんですけど」と感動して聴きまくっていた。
ランペで一年が始まり、EXIEについて各グループ名くらいは覚えた頃 (注:グループ名だけである)、職場である誘いがあった。
「三代目のボーカル二人のライブ行きたい人いる?」
(※LDH PERFECT YEAR 2020 SPECIAL SHOWCASE RYUJI IMAICHI/HIROOMI TOSAKA)
と。
詳しい事情は分からないが(というか訊けなかった)チケットがあるらしく、しかもなんと格安で譲ってくれるというのだ。平日の夜ということもあり誰も名乗りを上げないので、後でこっそりその人(社長)に行きたい旨を告げた。他に希望者が居なかったのでチケットを手に入れた私は、二人の曲をYouTubeで調べ1週間くらい予習してライブに臨んだ。
そして迎えた当日。ライブハウス人間には久々すぎるドームである。中に足を踏み入れ席に座った私はある物に気付いて度肝を抜かれた。
な、なんか飛んでる…
なんと、小型の飛行船らしきものがドーム内を浮遊していた。しかもよくよく見るとカメラが付いているのか客席の映像が巨大モニターに映し出されているではないか。
しかもその飛行船はライブ中も飛んでるのかと思いきやそんなことはなかったので、「ライブが始まる前の客を楽しませるためだけにあれだけの物を…!?」とその規模に驚愕した。
ライブが始まってからも「OP映像!?」「セットがある!?」「客席が曲に合わせて光るし色も変わるのどうなってんの!?(※フラッグライト)」「上裸にサスペンダー!?」とよく驚いていた。
そんなライブの帰り道、私の脳内はひたすらある思いで埋め尽くされていた。
もっかい観てぇ…
やたら規模がデカく景気の良い演出とライブのパワーがクセになったのか、自分でも理由はよく分からないがとにかくまた観たいと思った。
公演日が複数あることは知っていたので、残りの日程のチケットが販売していないか調べたところ、運よく一般のリセールがあったので、ためらいなくポチった。翌日の朝の事である。オタクは以下略。
2回目のライブを浴びた後、「あんまり曲を知らないライブでこんなに楽しいんだから、大体の曲が好きなランペのライブはもっと楽しいのでは…?」ということに思い至り、手始めにTHE RIOTに付属しているライブ (
そう、買ってから一度も観ないまま放置していたのである。
(一応言い訳をすると、「今からこれを観ると終わるの〇〇時か…うーん…」というような気持ちになるので自宅で映像作品を観るのがかなり苦手)
ライブ を観終わった私の感想はただ一言だった。
格好いい!!!!!!!!!
こまごまとした感想ははあるものの、とにかく格好良くて格好良かった。(語彙)
ここに、ランペのライブ行きたいマンが誕生した。
三代目のボーカル二人のライブを初めて観た日から一週間後の事である。
ランペのライブ行きたいマンは、まずライブの予定があるのかを調べた。
なんとあるではないか。( THE RAMPAGE LIVE TOUR 2020 ”RMPG” )
運命か?
記憶が定かではないが一般先行抽選だったような気がする。場所はさいたまスーパーアリーナで行きたいマンの地元からは遠かったが、ためらいなく申し込みをした。
チケットをご用意された時は物凄く嬉しかった。
ワクワクしながらライブの日を待つも世の中がかなり不穏になってきて、ライブもどんどん中止や延期になる中、ランペがニコ生で無観客ライブイベントの生配信を行ってくれた。2020年3月24日の事だ。
この生配信、ライブだけではなくトークパートも結構長めにあって、ここで初めて私はメンバーのキャラクターに触れた。
見た目のガラが悪くていかつくてステージ上ではあんなに格好良い人たちが、まるで男子高校生のようにキャッキャとふざけたり戯れている姿に衝撃を受けた。
めっちゃ可愛い……
ギャップに撃ち抜かれメンバーの事が詳しく知りたくなった私はライブが中止になった悲しみもあり動画を漁ったり同年3月31日からAbemaTVで始まったシブザイルのランペゲスト回 (4月21日放送回) を観たり無観客ライブイベントの再放送(見逃し配信有り)が4月25日にあったので毎日のように観たりした。
メンバーのブログが読めるというモバイルサイトと、サイト内の動画を見るにはEXILEchとやらの登録も要るという事で登録をし、そののちにインスタとTikTokのアカウントも作った。ツイートをしていない頃なのでいつの事か記憶が曖昧だが、4月20日からの8日間連続インスタライブ ( STALI HOMIES ) を観ていなので、4月28日以降5月上旬であるのは間違いない。観たかった。
そして、ブログを読んだり動画を見たりTikTokを見たりしているうちにすっかりメンバーのことが好きになった。
完全に沼にはまった。
人の顔を覚えるのがめちゃくちゃ苦手で髪型や服装で覚える人間だったので、最初は16人もメンバーを覚えられるだろうかと思っていたが、5月24日からの2回目のSTALI HOMIESの頃には全員の顔と名前、大体どんな人かというのも覚えていた。
そしてラジオやLDH TERMINAL(現CL)の動画、ちょうどサービスが開始したCLでランペのオリジナル番組(ガチTV)など次々と摂取し、どんどん沼に沈んでいった私は、数ヶ月後にはファンクラブに加入していた。アーティストのファンクラブに入るのは初めてだった。
ランペ沼に完全にはまった後、EXILE一族に対する解像度も上がっていき、LDHは社名でLove, Dream,Hapinessの頭文字だということを知って驚いたり、「え!?ロッキーってこの人(黒木啓司さん)なの!?」「CRAZY BOYってELLYさんなの!?」「オロチ兄弟はGENERATIONSの人なの!?」「ハイロー出てる人大体役者どころかLDHの人ばっかりだった!!」などと驚いたりしていた。
少しだけ推しの話をすると、浦川翔平さんを推すようになったきっかけというのが全く思い出せない。意識するようになったのはアクロバットきっかけだとは分かるのだが、気付いたら最推しになっていた。
ちなみにメンバーの事に詳しくなる前に翔平さんと藤原樹さんは幼馴染だという事を知ったのだが、EXPGの存在を知らないので幼少の頃からのご近所さんだと思っていて、雑誌か何かで出身地が長崎県と福岡県だというのを見て宇宙猫顔になったことがある。
おわりに。
毎日のように誰かしらがブログを更新したり、TikTok( 浦川翔平さん本当にありがとうございます )やインスタを上げてくれたりと、あまりの供給の多さに某事件簿の犯人達のように「やることが…やることが多い…!!」となっているがランペのおかげで人生がより一層楽しくなった。今市・登坂両名のライブに行っていなかったら、恐らくアルバムが発売したら買う程度で留まっていたと思う。
今までこんなに好きになったアーティストはいない。
彼らの音楽、パフォーマンス、色々な物事に対する想い、真剣な時もふざけ合ってる時も大好きだ。どれだけ彼らに力を貰っただろうか。
THE RAMPAGE from EXILE TRIBE 、大好きだ!!
最後に特に好きなをMVいくつか貼ってみる