THE RAMPAGE from EXILE TRIBEの沼の縁に立ち、背中を押され、頭まで浸かるまでの話

 

 

あなたのランペ沼はどこから?

私は

HiGH&LOW THE WORST(定番)

今市隆二登坂広臣両名のソロライブ(???)

からである。

何を言っているんだと思われるかもしれないが、後者が無かったらここまでランペにはまっていないと思うのでかなり重要な位置を占めている。

現在流行っている沼落ちブログを自分も備忘録を兼ねて書きたくなったので書きます。

長い上にたまに敬称略ですのでご了承下さい。

 

まずランペことTHE RAMPAGE from EXILE TRIBEについてざっくりと説明すると、EXILEの後輩グループでボーカル3人・パフォーマー13人からなる合計16人のダンス&ボーカルグループである。

「多くね?」と思われるだろうが、自分も知った時は「多いな……」と思った。

 

そんなランペに出会うきっかけとなったのは言わずと知れた映画HiGH&LOW THE WORST 通称ザワである。

ザワを初めて観たのは2019年10月14日。

この時点で、私はハイローシリーズはドラマも映画も全て観ていて(2作目と3作目は映画館で観た)、何ならHiGH&LOW THE LIVEまで観ていたのだが、アーティストとして認識していたのはTAKAHIROさんとガンちゃんとメンディーくらいだった。しかもガンちゃんとメンディーは作中人物を見て「これがガンちゃんか」「これがメンディー」とようやく知ったレベルである。

ハイローを見始めたきっかけは、アクションが凄い映画を調べていて行きついたRUDEBOYSの映像で、廃墟の工場らしき場所で高くそびえる建造物の上、手すりから手すりに飛び移り、時には飛び越えて下層へとアクロバティックに降りていく人物(ピー)やアクションシーンを見て、アクロバットが好きな私は「は!?これCGとかじゃなくて本当にやってんの!?」と衝撃を受けた。そこからDVDを借りてきたのが全ての始まりである。

きっかけがそれだからザワを観るまではRUDE推しだったし、漫画とゲームのオタクである自分はLDHとは無縁の人生を送ってきていた上に役者にも疎いので、ハイローに出ている人は大体役者だと思っていた。ダンさんは芸人だと思っていた。ランペのラの字も知らないどころではない。

 

ザワは「新作もう公開してたわ。一応前売り買ってあるから観に行くか」くらいのノリで、評判も全く知らず、予告すら観ていない状態で映画館に行った。

ただ、前日譚であるドラマ (HiGH&LOW  THE WORST EPISODE.0) は観た方が分かりやすいという情報を見かけたのでドラマは一応履修したものの「キャラ紹介と映画に至るまでの補完的な内容っぽいな」とサラっと観ていた。(当然全員役者だと思っている)

そしてザワまで語りだすと余計長くなるので割愛するが、めちゃくちゃハマって映画館に通いまくった。今までの人生でこれほど観た映画は無いってくらい観たが、この時は村山さんや轟に主に注目していた。

当然だが映画というものは時が経つにつれて上映数は少なくなっていく。おいそれと観れない状況に陥り「ザワ観てえ~」と禁断症状に呻いている時、Twitterで「SWAG&PRIDEのMVでザワの映像が見れる」という情報を得た。

早速YouTubeで確認したところ確かにザワの映像が差し込まれていたし、しかもこの曲は楓士雄が鬼邪高にやってきた時に流れている曲ではないか。

この曲自体かなり好きだったので早速MVが収録されているDVD付きのCDを買うことにした。そして届いたCDをまず聴いて、SWAG&PRIDEはもちろん、カップリングの2曲目FIRED UPに「これも映画で流れてたけどこの人たちの曲だったの!?」と驚き3曲目のAll dayに「え…これも好き……」となった。

「収録曲全部好きなんて珍しい!」と喜んだ私はTHE RAMPAGE from EXILE TRIBEとやらを詳しく調べることにした。

そして驚愕した。

この川村壱馬さんとやらが楓士雄…!?しかも司もいる…!?

ついに楓士雄と司が役者ではなくアーティストだと知った瞬間である。(YouTubeでMVを観た時はザワの映像に気を取られていて気付いてなかった)

驚愕のままMVを再生。人数が多く目まぐるしいカメラワークの中、比較的カメラの動きが落ち着いているボーカル3人のうち2人が楓士雄と司だった。ただ川村壱馬さんとやらが楓士雄だとにわかには信じられなかった。信じられなくてMVを何度も観ていたら辻と芝もいる事に気付いた。マジか。

 

その後映画のパンフレットや雑誌を読み直したりして、川村壱馬さんと吉野北人さんは確かに楓士雄と司を、辻と芝は鈴木昂秀さんと龍さんが演じているのだと理解した。理解したが、その時の本人たちへの興味はそこで止まった。これは元々私がアーティストの曲は好きでも当人たちのパーソナルな部分にそこまで興味を持たない性質だったからだ。

ただSWAG&PRIDEのCDの件からアーティストとしてのランペは気になっていて、同年12月に放送されたFNS歌謡祭を観たのをきっかけにアルバムの購入を決意した。

せっかく買うなら初回限定盤が良いと思ったが、ネットショップでは売ってなかったので次の休みの日にCD屋をはしごして無事に手に入れた。歌謡祭の3日後の話である。オタクは行動が早い。

この時購入したのが2ndアルバムのTHE RIOTである。何故2ndアルバムにしたかと言うと、SWAG&PRIDE、FIRED UP、All day、FNS歌謡祭で観たMove the Worldが収録されているので、もし残りの曲がハズレだったとしてもまあいいかと思ったからだ。

そして実際聴いてみて、様々なジャンルの曲があるにも関わらずどの曲も良いのにビックリした。長年ロックバンド畑にいた私の好きなジャンルは勿論ゴリゴリのロックで、ゆったりした曲やバラードは苦手だったにも関わらず、このアルバムの曲は全部が良いと思えたのである。

天地がひっくり返るような衝撃の出来事だった。

ここで完全にアーティストとしてのランペを好きになった。

 

そんな矢先、ザワの応援上映とランペのライブが一緒になったイベント (※2019年12月26日に横浜アリーナで開催された「HiGH&LOW THE WORST VS THE RAMPAGE from EXILE TRIBE 大ヒット御礼応援上映会&PREMIUM LIVE SHOW」)  のライブビューイングがあるという事を知り、ザワが久しぶりに観れる!!と喜んでチケットを取って観に行った。

この時の自分は、ランペのメンバーで名前と顔を知っているのはザワに出ていた前述の4人のみで、他のメンバーは全然判らなかった。

ライブ中、誰かがアクロバットをしているのが映って、「EXILEにもアクロバット出来る人がいるんだなぁ」と少し驚いた。見分けがついていないのでそういう人が何人もいると思っていたのだが、それが実は一人 (後の最推し浦川翔平さん) だという事を知るのはかなり後の話である。

あと、この時のライブで壱馬さんの髪型が楓士雄の髪型だったので、「本当にこの人が楓士雄を演じているんだ」とようやく実感した。信じていなかったのではないが、信じられなかったのだ。(後に壱馬さんの人となりを知ってからはまた信じられなくなった。川村壱馬すごい)

 

そして2020年正月早々。1STアルバムの購入をした私は「CD2枚組なのにこれまた好きな曲ばっかりなんですけど」と感動して聴きまくっていた。

ランペで一年が始まり、EXIEについて各グループ名くらいは覚えた頃 (注:グループ名だけである)、職場である誘いがあった。

「三代目のボーカル二人のライブ行きたい人いる?」

(※LDH PERFECT YEAR 2020 SPECIAL SHOWCASE RYUJI IMAICHI/HIROOMI TOSAKA)

と。

詳しい事情は分からないが(というか訊けなかった)チケットがあるらしく、しかもなんと格安で譲ってくれるというのだ。平日の夜ということもあり誰も名乗りを上げないので、後でこっそりその人(社長)に行きたい旨を告げた。他に希望者が居なかったのでチケットを手に入れた私は、二人の曲をYouTubeで調べ1週間くらい予習してライブに臨んだ。

 

そして迎えた当日。ライブハウス人間には久々すぎるドームである。中に足を踏み入れ席に座った私はある物に気付いて度肝を抜かれた。

な、なんか飛んでる…

なんと、小型の飛行船らしきものがドーム内を浮遊していた。しかもよくよく見るとカメラが付いているのか客席の映像が巨大モニターに映し出されているではないか。

しかもその飛行船はライブ中も飛んでるのかと思いきやそんなことはなかったので、「ライブが始まる前の客を楽しませるためだけにあれだけの物を…!?」とその規模に驚愕した。

ライブが始まってからも「OP映像!?」「セットがある!?」「客席が曲に合わせて光るし色も変わるのどうなってんの!?(※フラッグライト)」「上裸にサスペンダー!?」とよく驚いていた。

 

そんなライブの帰り道、私の脳内はひたすらある思いで埋め尽くされていた。

もっかい観てぇ…

やたら規模がデカく景気の良い演出とライブのパワーがクセになったのか、自分でも理由はよく分からないがとにかくまた観たいと思った。

公演日が複数あることは知っていたので、残りの日程のチケットが販売していないか調べたところ、運よく一般のリセールがあったので、ためらいなくポチった。翌日の朝の事である。オタクは以下略。

2回目のライブを浴びた後、「あんまり曲を知らないライブでこんなに楽しいんだから、大体の曲が好きなランペのライブはもっと楽しいのでは…?」ということに思い至り、手始めにTHE RIOTに付属しているライブ ( THE RAMPAGE LIVE TOUR 2019 “THROW YA FIST” )の映像を観ることにした。

そう、買ってから一度も観ないまま放置していたのである。

(一応言い訳をすると、「今からこれを観ると終わるの〇〇時か…うーん…」というような気持ちになるので自宅で映像作品を観るのがかなり苦手)

 

ライブ を観終わった私の感想はただ一言だった。

格好いい!!!!!!!!!

こまごまとした感想ははあるものの、とにかく格好良くて格好良かった。(語彙)

ここに、ランペのライブ行きたいマンが誕生した。

三代目のボーカル二人のライブを初めて観た日から一週間後の事である。

  

ランペのライブ行きたいマンは、まずライブの予定があるのかを調べた。

なんとあるではないか。( THE RAMPAGE LIVE TOUR 2020 ”RMPG” )

運命か?

記憶が定かではないが一般先行抽選だったような気がする。場所はさいたまスーパーアリーナで行きたいマンの地元からは遠かったが、ためらいなく申し込みをした。

チケットをご用意された時は物凄く嬉しかった。

 

ワクワクしながらライブの日を待つも世の中がかなり不穏になってきて、ライブもどんどん中止や延期になる中、ランペがニコ生で無観客ライブイベントの生配信を行ってくれた。2020年3月24日の事だ。

この生配信、ライブだけではなくトークパートも結構長めにあって、ここで初めて私はメンバーのキャラクターに触れた。

見た目のガラが悪くていかつくてステージ上ではあんなに格好良い人たちが、まるで男子高校生のようにキャッキャとふざけたり戯れている姿に衝撃を受けた。

めっちゃ可愛い……

 

 ギャップに撃ち抜かれメンバーの事が詳しく知りたくなった私はライブが中止になった悲しみもあり動画を漁ったり同年3月31日からAbemaTVで始まったシブザイルのランペゲスト回 (4月21日放送回) を観たり無観客ライブイベントの再放送(見逃し配信有り)が4月25日にあったので毎日のように観たりした。

メンバーのブログが読めるというモバイルサイトと、サイト内の動画を見るにはEXILEchとやらの登録も要るという事で登録をし、そののちにインスタとTikTokのアカウントも作った。ツイートをしていない頃なのでいつの事か記憶が曖昧だが、4月20日からの8日間連続インスタライブ ( STALI HOMIES ) を観ていなので、4月28日以降5月上旬であるのは間違いない。観たかった。

そして、ブログを読んだり動画を見たりTikTokを見たりしているうちにすっかりメンバーのことが好きになった。

完全に沼にはまった。

人の顔を覚えるのがめちゃくちゃ苦手で髪型や服装で覚える人間だったので、最初は16人もメンバーを覚えられるだろうかと思っていたが、5月24日からの2回目のSTALI HOMIESの頃には全員の顔と名前、大体どんな人かというのも覚えていた。

そしてラジオやLDH TERMINAL(現CL)の動画、ちょうどサービスが開始したCLでランペのオリジナル番組(ガチTV)など次々と摂取し、どんどん沼に沈んでいった私は、数ヶ月後にはファンクラブに加入していた。アーティストのファンクラブに入るのは初めてだった。

ランペ沼に完全にはまった後、EXILE一族に対する解像度も上がっていき、LDHは社名でLove, Dream,Hapinessの頭文字だということを知って驚いたり、「え!?ロッキーってこの人(黒木啓司さん)なの!?」「CRAZY BOYってELLYさんなの!?」「オロチ兄弟はGENERATIONSの人なの!?」「ハイロー出てる人大体役者どころかLDHの人ばっかりだった!!」などと驚いたりしていた。

 

少しだけ推しの話をすると、浦川翔平さんを推すようになったきっかけというのが全く思い出せない。意識するようになったのはアクロバットきっかけだとは分かるのだが、気付いたら最推しになっていた。

ちなみにメンバーの事に詳しくなる前に翔平さんと藤原樹さんは幼馴染だという事を知ったのだが、EXPGの存在を知らないので幼少の頃からのご近所さんだと思っていて、雑誌か何かで出身地が長崎県と福岡県だというのを見て宇宙猫顔になったことがある。

  

おわりに。

毎日のように誰かしらがブログを更新したり、TikTok( 浦川翔平さん本当にありがとうございます )やインスタを上げてくれたりと、あまりの供給の多さに某事件簿の犯人達のように「やることが…やることが多い…!!」となっているがランペのおかげで人生がより一層楽しくなった。今市・登坂両名のライブに行っていなかったら、恐らくアルバムが発売したら買う程度で留まっていたと思う。

今までこんなに好きになったアーティストはいない。

彼らの音楽、パフォーマンス、色々な物事に対する想い、真剣な時もふざけ合ってる時も大好きだ。どれだけ彼らに力を貰っただろうか。

THE RAMPAGE from EXILE TRIBE 、大好きだ!!

 

 

最後に特に好きなをMVいくつか貼ってみる